東北の教訓

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避難行動

仙台市が管理している中野5丁目津波避難タワーを見学した際に、災害時の避難行動について学びました。
ひとつは、地震発生時は内陸避難を心がけるということです。津波や洪水の恐れがある際は高い所への避難も重要です。
また、避難所での生活は季節や気温によって変化するため、低体温症を防ぐ毛布やカイロ、夏場はうちわなどを用意し自分の体調管理をする準備が必要です。

防災グッズ

避難する時に必要な防災グッズは食事避難時や避難所で活用できる道具に大きく分けることができます。
中野5丁目避難タワーで東日本大震災当時の様子を伺った際、避難時には準備しやすさ、食べやすさ、保存スペースを考え食材やグッズを準備することが大切であると知りました。
また、食事の面では避難時は普段と違う状況にストレスを感じやすいことから普段の食事がしたくなると福島大学生から伺い自分の好みが合う非常食であったり、ストレスを軽減できるような食べ物の用意しておくと良いそうです。加えて東日本大震災発生時はスーパー、商店等の店舗は購入できないことが多く、販売を再開したら人が並ぶほどであったため災害に備えて事前に食料の準備をしておくことが大切です。
道具の面では、一つで多岐にわたる使用ができる防災グッズは利便性が高く、例としてタオルやブルーシート、ハサミやドライバーが一体になった商品などがあげられます。このようなものを防災バッグに入れておくと災害時に有効です。

情報の収集と共有

危険を察知する、そして命を守るために情報の収集・共有は欠かせません。
災害発生前は、防災意識を高く持つことの重要性を改めて感じました。地域の避難訓練に参加することや、大切な人とは避難場所・経路を確認しておくことから始めてみましょう。実際に震災時、不安で様子を見にいく人が後を絶たなかったようです。少しでも不安を解消することで、自分の命は自分で守ることに繋がるかもしれません。
災害発生後は、混乱する状況の中、いかに正しい情報を得て、即座に行動出来るかということが重要だと学びました。災害情報は、行政やマスコミからラジオサイレンSNSを通して伝えられます。今、目の前で起こっている状況を冷静に判断することは難しいかもしれません。まずは避難・安全の確保を心がけましょう。

防災意識

防災意識として危険視されていることが、過去の経験を安心材料にするということである。これは、中野5丁目避難タワーでの役所の方のお話や名取市津波伝承館での展示でも強く伝えられていた。名取市では、1960年のチリ地震津波、2010年のチリ地震津波で大きな津波の被害がなかったため、「この町には津波は来ない」という安全神話が浸透した結果、避難しない人が増え被害者が多くなったそうです。これらのことからは、震災について正しい知識をインプットし、その情報をもとに、想定のつかない災害が起こった際にも臨機応変に対応することが大切です。

地域コミュニティ

コミュニティ作りというのは、地域の1人で・身近な人との関係性を指します。陸前高田市の仮設住宅(現在の3.11仮設住宅体験館)では、震災後、被災者の方がすまう仮設住宅では、孤立を感じたり、同じ避難してきた人と仲良く生活できなかったりした事例が多くありました。仮設住宅の自治会長が、バラバラだった被災者を集め、新たにコミュニティを作り、仮設住宅生活を楽しく、良い思い出に残るような生活にしようと活動している方でした。
今回私たちが学んだことは、仮設住宅での経験談でしたが、今自分が住む地域の方とコミュニティ作りも大切だと考えます。いつ・どこで震災は起こるか分かりませんが、もしあなたの自宅で震災が起きた場合、自宅周辺の方と顔見知りであったり地域のことを理解していたりすれば、迅速な避難や有意義な避難所生活も出来ます。また、自宅周辺で震災が起きなかったとしても、その場にいる人と協力し、避難や助け合いができるようなコミュニティを形成するべきでしょう。
私たちの生活・立場に置き換えて、どのようなコミュニティ作りをするべきなのか、1度考えてみてはいかかでしょうか。

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